電力インフラを支える構造物をつくる
最初の工程を担当
私は全国各地の送電鉄塔や発電所・変電所の屋外鉄構といった、電力インフラを支える構造物の強度設計を担当しています。強度設計の最初のステップは、お客さまからの仕様書を確認すること。仕様書にはお客さまの要求事項、たとえば製作する構造物の満たすべき条件などが記されており、これをもとに細部を検討していきますが、時には当社のこれまでの実績や経験から、お客さまに仕様書の一部変更をご提案することもあります。その後、当社独自のプログラムを使った構造物の応力解析や、CADでの図面作成などを行い、お客さまに提出する設計書をまとめます。お客さまの承認を得られたら、社内の製作設計・製造部署が引き継いで、鉄塔の部材を製作していきます。大規模な鉄塔や発電所が完成して使われ始めるときには新聞に取り上げられることもあり、自分の仕事が社会貢献につながっているという充実感が湧いてきます。