さまざまな条件を考慮して
線材を洗浄する設備を設計
私は現在、お客さまが使用される、線材コイル自動酸洗設備を製作するプロジェクトに所属しています。この設備はコイル状に巻かれている線材を塩酸や硫酸などの槽に漬けて洗浄するもので、コイルを運ぶ機械や槽を一定温度に保つ装置など、さまざまなパーツから構成されています。その中で私は、設備内の有害な空気を処理するダクトの設計を担当しています。ダクトを設置する条件を考慮しながらCADで部品図や組立図を作成し、施工を担当する協力会社に指示を出すのが主な仕事内容です。また、現地工事にも立ち会います。
機械設計には、動力や材料、強度や熱収支の計算などさまざまな知識が必要ですが、今はまだ経験が充分ではないので、上司や先輩にアドバイスをもらいながら取り組んでいます。自分が設計した機械が実際に動くところを見ると、まずはホッとして、それからじわじわと感動が湧いてきます。